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〜略して(?)「コンビニ経営110番」〜

   STEP4

 経費コントロール(20)

それでは、品べりの最大原因は一体何なのか?

残念な事にそれは
「内部不正」なのです。

内部不正が起こるにはそれを引き起こす因果関係があります。

現象面でいうと、売り場の整然さ、在庫置き場の整然さ、事務所の整然さは内部不正の発生件数と反比例します。

つまり、その3つの場所が汚いければ汚いほど、内部不正は発生しやすいという事です。

アメリカの有名な犯罪学者によると。
不正の3要素というものがあるそうです。

その不正の3要素とは次のとおりです。
@動機
A機会
B言い訳

@動機
コンビニにはお客さんにとっても欲しい商品がある様に従業員にとっても欲しい商品がたくさんあります。
但し、欲しいという動機は誰にでもあります。

その動機自体を無くす事は非常に難しいでしょう。

A機会
これは、不正を働く機会を与えてしまうという事です。

信頼を与える事とそういう機会を与える事は諸刃の剣でもありますが、特に不正をしても判明しにくい状態というのも機会を増徴する事になります。

不正をしても判明しにくい状況とは、在庫管理がしにくいとか在庫置き場が煩雑であるといった事が挙げられます。

B言い訳
コンビニは単価の低い商品が多いですから、最初は100円の商品くらいなら…・。

コンビニの商品は販売期限のあるものが多いですから。
どうせ売れ残ったら捨てるものだし…・。

そういう言い訳から、どんどん不正の商品金額が大きくなり、そして最終的には現金に…。

こういう事を書くと、やっぱりコンビニ経営は難しいんだと思ってしまいますが、どんな商売だって同様なのです。

大手の金融機関であっても、行員の不正問題はあります。
大企業であっても汚職事件は発生しています。
でも、大多数のところでは内部不正は発生していないのです。
不正の3要素を事前に抑制する努力を怠っていないからではないでしょうか。

要は、この不正の3要素を十分に把握しながら、不正を起こしにくい体制作りをする事が内部不正を減らす一番の原因だと思います。

又、内部不正を行えば、コンビニのシステムを正しく運用すれば、間違いなくすぐに判明するという事を最初に従業員に伝えておかなければなりません。

又、従業員との人間関係はもちろん極力従業員の家族との人間関係を築いておく事も非常に大切なことだと思います。

ある経営者は、若い従業員のご両親には必ず、事あるごとに手紙を書き、いかにその従業員が一生懸命に働いてくれているかを伝えています。

そういう地道な努力が信頼関係を築く事になることも忘れてはいけません。

実は、スーパー業界の品べり率が売上げ金額に対して数%あるにも係わらず、コンビニ業界の品べり率というのは0.3%程度しかないのです。

売り場も狭く、高度に情報管理化されたコンビニというのは内部不正が起き難いというのが実際のところのようです。

今回のまとめ
「万引きよりも内部不正」


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